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シニアから写真の趣味を始めたい方へ
シニアの方が知っているといい介護予防の視点から健康について簡単に纏めました。
1.脳の活動
自分にとって、脳(頭)が正常に機能する事が重要です。認知症になってしまう原因は、様々ありますが、予防となる対策は、脳の活動(活性化)と栄養素の補給です。さらに、心のメンタルも重要になります。人間は、老化して行きますが、その進行を遅くしたり、場合によっては改善する事ができます。それは、介護予防の目的でもあります。
写真の趣味活動は、無理なく楽しくできる点にあります。綺麗な写真が撮れた時の感動やいい写真を撮る為に、構図であったり色の表現といった美的センスや手振れを起こさない様、体のコントロールを行いながらシャッターを切る瞬間も脳の活動にはいいものだと思います。
こういった活動をしていると、食欲も出て、おいしく食事(栄養の補給)ができます。但し、栄養バランスに気を付けてください。脳にいい食べ物は、青魚に含まれるDHAやEPA、貝類の亜鉛、ナッツ類のビタミンEなんかがいいそうです。
又、認知症予防の観点からは、家に帰ってから写真を見直してみて、記憶に無い写真があれば、短期記憶障害の可能性がありますし、アルツハイマーの方であれば、昔の写真を見返してみてください。回想法の観点からもおススメです。
2.運動
人間は、筋肉と骨で体を動かしています。筋肉は、主にたんぱく質の栄養と運動によって作られます。たんぱく質の摂取量は、個人差があるので、医者に確認するかネット等で参考にしてみてください。
介護予防の目指す運動は、主に転倒予防です。高齢者は、転びやすく、骨を折ってしまいがちです。その原因は、老化によるホルモンバランスの乱れ等の筋力の低下や骨密度の低下が原因だからです。
写真の趣味は、散歩等の軽度な運動から旅行や登山等のハードなものまで自分に合った運動とのコラボレーションができます。又、楽しい思い出の写真を撮りに出掛けるだけで、自然と体を動かす趣味なのです。
3.睡眠
運動をすると疲労が蓄積され、質の良い睡眠へと誘われます。
質の高い社会生活を営む為には、起きている時の「覚醒力」と疲労蓄積による「睡眠欲求」のバランスが重要です。
「眠い」といった状態が睡眠欲求が高い時です。その時に、寝ると生体機能が睡眠欲求を緩和させていき、次の目覚め「覚醒」が始まります。
より質の高い人生を送る為には、質の高い睡眠欲求と質の高い睡眠(寝ている時の生体機能)が重要と言う事になります。
寝る時の寝具も重要なのですが、専門外なので割愛します。
ただ、介護的側面から少しお話すると、血流が良くなる姿勢と呼吸がしやすい姿勢がおススメです。
それは、体を支える面積を多くする耐圧分散と呼吸の気道を大きく確保をする事です。耐圧分散は、血流の栄養素を運びやすくします。又、気道を大きく確保する事は、肺に酸素を送りやすくします。
つまり、いびきをかく人や無呼吸の人は注意が必要です。
仰向けで寝ると、軟口蓋沈下(なんこうがいちんか)と舌根沈下(ぜっこんちんか)がおき、気道が狭くなって、最悪、無呼吸になります。これを防ぐには、横向きで寝るのもいいのですが、耐圧分散が少なくなってしまうので、仰向けの状態で、顎(あご)を上に上げる様な姿勢、つまり、頚椎(けいつい:首の後ろの凹んだ部分)を支えてあげるといい姿勢になります。ちょうど、真上の天井を見る姿勢でOKです。ちなみに、人が倒れた際の緊急時に行う人工呼吸も顎を上げ気道を確保します。
4.メンタル
多くの方が、メンタルには趣味がいいと謳っています。
趣味は、自分の好きな時間を過ごす事によって、達成感や満足感を得られるからではないかと私は思います。又、共通の価値観を持つ友達を増やす事も出来ます。
写真の趣味をスマートフォンでやる事によって、家族や友達とのコミュニケーションが手軽に取れ、メンタルを安定させる事に繋がります。
スマートフォンの写真趣味活動は、色々な人とのコミュニケーションの幅が広く、メンタル面でもおススメです。
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